30歳女 祖父の葬儀で記念撮影・・・不思議だけどいい記念に

私は30歳、今年五歳になる娘をもつシングルマザーです。
現在、在宅でライティングの仕事をしています。
私の父方の祖父が亡くなったのは約三年前のことでした。
祖父は107歳で、眠るように亡くなりました。
亡くなる一週間ほど前から、体調を崩し、食事も自分ではとれなくなってしまったので、入院していました。
年齢が年齢だったこともあり、
入院してからはずっと寝たきりで、
話すことも出来ないような状態でした。
祖父が亡くなった時、私を含め親族は「悲しい」という感情より、「今までお疲れ様でした」という思いが強かったです。
生きているってそれだけでものすごいことだと、
まだ30年しか生きていないけれど、思います。
それを107年・・・気が遠くなるような時間を生きて、祖父は祖父の人生を全うしたんです。
もう、本当はお疲れ様よりも亡くなったのに変かもしれませんが「おめでとう」と言いたいくらい。
そのくらい、尊敬しています。
お葬式の時も、悲しい雰囲気は無く、
みんな祖父の最期を心を込めてただただ見送っていました。
その時担当したスタッフの方々も、
107歳で、眠るように亡くなり、私達が「悲しい」という思いをもっていないことを感じていたのか、
「みなさんで、写真を撮りましょう。」と
カメラを用意して下さいました。
祖父の遺影の前に、親族がぴしっと整列し、
厳かな雰囲気の中、シャッター音だけが響いていました。
私は、「笑うのも変だし、あんまり怖い顔をするのも違う気がするし・・・」
と思いながら写ったので、何とも言えない表情になっていました。
お葬式で記念写真、なんて聞いたことがなかったので、
他の親族も何とも言えない表情になっているのですが、
そのありのままの表情がいい記念になっているような気がします。
祖母も90代の高齢で、祖父が亡くなったことで、気が抜けて元気が無くなってしまうのではないか、とみんな心配していたのですが、
逆に元気になっていました。
「私も100まで生きる!」と今も元気に毎日過ごしています。
亡くなっても祖父の力は偉大だな、と改めて感じています。

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