64歳男 葬式ビジネスの進歩は目覚ましい

去年の夏も終わりに近い頃でした。介護施設にて息を引き取った88歳になる母の葬儀を行いました。母の親族の多くは遠方に住んでおります。しかもその多くは既に亡く、また存命の方々も高齢で葬儀への出席もままならない状況でした。そこで極々小規模な家族葬を行うことにしました。

母は長く持病を患っており、大学病院を含めた大規模な病院を3箇所ほどで診療を受けていました。そこからもらってくる薬だけでもトートバックが一杯になる程です。その薬を朝昼晩と服用するのですが、それぞれの病院から処方された薬を理解できるわけもなく、また軽い認知症も発症していましたので、いつも薬の数が合わなくなり、さらに服用したかどうかがわからなくなってしまいいつも大騒ぎです。

平日はそんな母一人を置いて家族は勤めに出てしまいます。ある日救急から連絡が入りました。母が骨折で入院したという一方です。会社を早退し病院に向かいました。手術が必要だと言われました。手首がポッキリと折れているそうで、転んだ時に手をつき折れたようです。骨粗鬆症も患っていたので骨が脆いのです。その時の入院は1ヶ月ほどかかりました。そしてその後に2度骨折を繰り返し、体が動かなくなり病院の系列の介護施設に入所しました。

2年近くそこで過ごしました。そしてそこでもベッドから落ちて大腿骨を折ってしまい、寝たきりの状態位なってしまいました。衰弱はその頃からひどくなり、半年ほどで息を引き取りました。

父は20年前に他界しています。母はその時に利用した大手葬儀社の会員となっており葬儀費用等の積立を続けていました。その葬儀社が全て対応してくれました。施設から母の遺体をその葬儀社の葬儀場に運び安置してくれました。父の時は病院から一度自宅に遺体を戻し安置し、葬儀場はマンションの集会場を利用させてもらいました。親族と交代で寝ずの番もし結構披露したもので、今回も覚悟はしていました。

葬儀社には早々に家族葬をという希望を出しました。既に母の知人もこの地に少なく、近所付き合いもありません。親族は高齢のため一人も参加できません。私たち兄弟とその家族だけの小さな葬式でした。それでも積立金のおかげで結構立派な祭壇が設けられ広い会場を用意してもらいました。格式張ったことは一切省いた身内だけの葬式でしたのであっという間に完了しました。

自宅には簡単な祭壇を設置してもらい、納骨に日を迎えるばかりとなり、全てが終わりました。葬儀とは当事者にとって相当負担の大きいものですが、小規模な家族葬であり、しかも葬儀社のシステムが向上しており、大変に助かりました。しかし積立があったのですが、サービス対象外の費用が50万ほど必要でした。

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