34歳 女 祖父が認知症になり、その後の家族葬の話

私は孫という立場で家族葬に出席した経験があります。
母方の祖父の時のことなのですが、祖父は80歳を過ぎた頃から、少しずつ元気がなくなり、何にでも頑張って取り組むような人だったのですが、だんだんやる気がなくなってきました。
思えばその頃から、症状が出てきていたのかもしれませんが、徐々に認知症になっていきました。
祖父は、祖母、叔父と三人で当時暮らしていました。
叔父は昼間仕事がありましたので祖父と祖母が家にいるような日々でした。
初めは怒りっぽくなる程度でしたが、だんだん頻度が多くなり、ついには、祖母に暴力を振るうようになりました。
それではいけないと思ったのは、積極的に祖父母と関わっていた私の母でした。
そこで母は叔父や叔母に相談し、祖父を施設へと入れたいと考えるようになりました。
施設に入るにも現在の状況ではなかなか空きがなく、祖父自身も認知症が進み、施設では対応が難しい様子でした。
そこで母は相談し、精神病院に入院という形で祖父に合う薬を探しつつ、施設の空きを待つ日々が始まりました。
そのうちに家に祖父がいなくなったことで話し相手や世話をする相手をなくした祖母もだんだん認知症を発症し始めたのです。
きっとそれがきっかけで祖父が亡くなったとき、家族葬にしようと思ったのかもしれません。
母が主導で祖父が亡くなったときに葬儀のことを決めました。
その当時、祖父は施設で入退院を繰り返し、だんだんと力がなくなっていくような状態でした。
食べることも少なくなり、眠っている時間も増えました。
話すこともだんだんとできなくなり、もう今か今かという時期まで本当に早かったです。
そうなってきてから、家族葬にしようと思うという話を聞きました。
祖母も施設ですし、祖父も住んでいた町とは違う町で施設で暮らしていましたので、ほとんど周りとの接点がなくなっていました。
そのため、親族のみの家族葬にしようと思ったのだと思います。
結果として家族葬にして本当によかったです。
祖父との記憶が同じ親族で気兼ねなく終わることができました。
それは家族としてではあるのですが、もしかしたら祖父が住んでいた地元の人たちから見たら葬儀に出られなく寂しいとか思う人もいて、少し違ってくるのかもしれません。
ですが、葬儀を取り仕切っていた母を見ると親族で悲しみが共有でき、本当に幸せな家族葬になったと思います。