33歳女性 見送るのは家族で十分

30代女性です。今春に祖母を見送った際に家族葬を利用しました。祖母は祖父に先立たれてから10年ほど経過していました。祖母は認知症を患っていたため亡くなる最後の方は近隣家族との付き合いと福祉施設のヘルパーさんとのやりとりだけだったと思います。認知症になって8年ほど経過していたため友人や近所の人のことはもう見ても思い出せないようでした。祖母が亡くなった際は親族以外に葬儀に呼ぶ必要はないのではと考えて、小規模の家族葬を選択しました。葬儀は親族20名ほどで執り行いました。家族葬は祖父の時と同じ葬儀会社さんにお願いをしました。お通夜の翌日に告別式を行いました。お通夜から、翌日の告別式までは親族で同じ宿泊施設に泊まりました。
CMなどで「さようならがあたたかい」など聞いたことがありましたが、まさにそのような印象でした。棺に入った祖母を20人ほどの親族で囲んで「おばあちゃん綺麗なお顔だね」、「好きだったお花に囲まれてうれしそうだね」と話しながら、みんなでお別れのあいさつをしました。家族葬のいいところは、喪主となる人が余計な気疲れをしなくて済むという点です。親戚以外の人を呼んで葬儀になると、正直お顔のわからない方、つながりがわからない方がいらして、対応に追われることがあります。お香典を受け取ればお返しの準備も必要になります。食事の準備や会場スタッフの増員などお金の問題もでてきます。故人を直接知らない人が会場にあふれるよりも、一緒に暮らしたことのある人たちで見送る方がずっと温かいと感じました。また親族が久しぶりに再会して同じ宿泊施設に泊まったことで、久しぶりに集まることのできた喜びを感じました。葬儀に参加した小さな子供たちは、みんなで旅行に来たような気分が味わえたようでした。私の祖母は認知症だったためいつかお迎えが来てしまうことは覚悟していました。祖母のように、周りの家族が心の準備ができているのであれば家族葬で十分なのではないかと感じました。家族葬を通じて疎遠だった親族とも再開ができて温かい時間を共有することができました。