53歳男、父が急逝し家族葬に、とてもいい葬儀でした。

53歳の会社員(男)です。妻と二人暮らし、子供はおりません。両親とは離れて暮らしていました。
昨年の暮れに父が急逝し、家族葬を執り行いました。
父は生前より、葬儀等を行わないように、親戚にはすべて終わってから、はがきで連絡でよいと言っておりました。
両親は互助会に入っており、父が亡くなってからは葬儀社の担当の方に遺体の引き取りをお願いし、その後の葬儀についてもお任せしようかと簡単に考えいていましたが、友人から話には聞いていましたが、祭壇、お棺、飾りの花等、遺族となる私どもが決めなければいけないことが多く大変でした。また、葬儀社に丸投げとなると通夜から葬儀まで、それこそ20~30項目ぐらいの選択が必要になり大変なことになりそうでした、その時母に「生前お父さんは、死者が残された者に迷惑をかけるわけにはいかない、火葬だけして後は任せる。」と言っていたよ。と言われ確かに子供のころから父は、「俺は無宗教だから葬式は必要ない。」と言っていたことを思い出し、葬儀社の方と相談し家族葬という形をとりました。
生前の父の希望通り、戒名もなし、読経もなし集まるのは母と私と妻、姉夫婦と姪が二人だけというものでした。また家族だけなので喪服もやめ、普段着でということにしました。私に至ってはジーンズの上に黒のパーカー(背中に刺繍入り)という恰好でした。
葬儀を行わないため、家族での食事会を祭壇の前で行わせてもらい、その席で子供のころからの父との思い出を語り合い、笑いの絶えない会食となりました。
火葬場では、他のご遺族からとても浮いた集団になっていたことを覚えています。葬儀を最後まで担当していただいた葬儀社の方から、長い間この仕事をしていて色々な葬儀に立ち会ってきたが、とても暖かく笑いが絶えず故人との絆を実感できるいいお葬式で、形だけではないことを改めて勉強させていただいた、と言われました。
今回、家族葬を行うこと決断しましたが、私の家族らしくとてもいい葬式だった思っています。
家族葬をお考えの方に、親戚との折り合いをどう考えるか難しいところもあるかと思います。ご家族が亡くなられると色々沢山の思いもしない作業が発生しますが、一度深呼吸し落ち着いて、亡くなられた方との思い出を思い返し、ご遺族で一番良い形を考え行えば、あとは周りからの声は気にしなくていいと思います。こればかりは正解はないものと思います。残された家族と故人の思いが一番です。