『最近の葬儀は「家族葬」が増えているようです、』  (男性、62

先般、とはいっても昨年の5月のことでしたが、義母(嫁さんの母)が91歳という高齢で亡くなりました。 早速ながら当方、と入っても60歳過ぎた熟年の者ですが、喪主になって葬儀、葬式などを粛々と滞りなく済ませました。 幸いにして嫁さんの実家というのは隣町の方で近所には葬儀会館、今で言うセレモニーホール、其れに昔からお世話になっているお寺やお住職さんもおりましたので、会館の係の方や和尚さんに相談して、お通夜から本葬、其れに火葬の処理も行い、更にはお寺さんに無事に埋葬も致しました。

其の際に、会館の係員の方が最近では「家族葬」が一般的だし、まして高齢者の女性だったら家族葬がぴったりかもしれません、と言われたので「じゃあ、それなりに宜しく」ということで、おまかせしてしまったのです。 その後、通夜やから本葬まで会館で行いましたが、意外と大勢の方がお悔やみに出席されてくれて、結局は大勢の方がお見えになって葬儀費用の方もそれなりに掛かってしまいました。 後で係員の方が言うには意外に費用がかかってしまったのは多数の方が参列に見えて、結局は家族葬で安く上げるつもりが一般葬なみに費用がかかってしまいましたねと、いうことになってしまったのです。

さて、其の家族葬ですが家族葬を行うにはそれなりの理由もあるでしょうが、やはり、何事も最近では簡素化、簡略化、単純化することが流行のようで、其れにあわせて費用の方も安価で済むということでしょう。 ある新聞の広告などでも家族葬についての記事について掲載されていました。 其れによりますと特に首都圏の生活は小さな家族単位になっている昨今では、葬儀、葬式などを行う場合も一般葬というのが次第に少なくでなって、逆に家族葬という簡素化された葬儀が増えてきているとのことでした。 

確かに考えてみますと、家族葬は普通の葬式と比べてその費用を安く抑えることができるし、家族葬は極く身近な親籍、身内だけで行う葬式のため、参列者へ気を遣う引き物や礼状などを準備する必要はないですね。 特に、熟年になった退職者は会社を離れると社葬のように形式ばった式を行う事は無く、其の点で自由な形で葬儀を行うことができるのですが、更に、近所や社会的な繋がりが無い場合は、必然的に「家族葬」になってしまいますね。 

兎に角、最近の葬儀の傾向として、出来るだけ形の大きさや形式には拘らず、更に費用を出来るだけ抑えて故人を見送ることができるやりかたで、このようなところが家族葬が社会的に注目を集めている所以かも知れません。