37歳女夫の家族葬はいいものだと思う

私は現在主婦ですが、数年前に姉の夫が亡くなりました。亡くなった方の地元ではなく、親戚知人も少なかったため家族葬で行うこととなりました。家族葬とはいっても、本当に近い親戚や仲良くしていた知人などは葬儀に駆けつけてくれました。葬儀の場所は旦那さんの家族が遠方だったことから、自宅の近くではなく、駅に近い都会の葬儀場でした。自宅があるのは田舎の方なので、葬儀場というと大きなホールがあったり、大勢の人が集まるような場所を思い浮かべていたのですが、そこはこじんまりとしたアットホームな葬儀場でした。お通夜の日は旦那さんの棺のそばで過ごしたり、泊まる場所もあってゆっくりと最後の時間をすごすことができました。家族葬のいいところは悲しみでいっぱいいっぱいのところに重なる葬儀の心労が少しでも軽くなるところにあるのではないでしょうか。実際、突然夫を亡くし、小さい子供を抱えてみたこともない人たちの相手をするのはかなり負担になります。葬儀に来てくれる人がそうは思ってなくても、葬儀をする方は失礼のないように心をくだいたり、何かと気を使います。家族葬ならば、ほとんどの人が見知った顔であり、亡くなった旦那さんの連れ添いである姉への心遣いもよかったようです。一番悲しくて一番傍にいたい夜に、ゆっくりと過ごすことができたのは、とても良いことだったのではないかと思います。まだ小さかった子供たちも、親戚や友人たちと過ごすことで極度のはりつめた雰囲気から遠ざけることができました。近い間柄の人たちだけで過ごすことができてとてもよかったと思っています。地元は田舎なので、家族葬というとまだ偏見の目でみられることがあります。家族葬という言葉を聞くようになったのは最近です。年よりになればなるほど家族葬なんてありえないといった偏見を持っていますが、大きな葬式ばかりがいい葬式だとは思いません。まさに家族に寄り添う葬儀であり、深い悲しみを乗り越えるためにも家族葬はいいものだと思います。